子供に持病があっても入れる医療保険。2通りの入り方
産まれたとき、もしくは、産まれてすぐ病気になる可能性はゼロではありません。
持病になるような、長く付き合う病気になると、共済や一般の医療保険への加入は難しくなります。
ただ、持病があるからこそ、保険の加入を考えたいところです。
子供に持病があっても入れる医療保険の入り方は、「一般の医療保険に部位不担保で入る方法」と、「持病があっても入れる限定告知型の医療保険を選ぶ方法」の2通りがあります。
おすすめは、コープ共済たすけあいV1000コースです。月額1000円で告知事項が2つです。
病気があると一般の医療保険や共済に入れない
一般的に、子供に病気があると共済や医療保険に加入することができません。
この場合の病気・持病とは、慢性疾患、身体に障害が残るものや先天性の病気です。
具体的には、悪性腫瘍(がんなど)、消火器疾患、循環器疾患(小児喘息など)など、また精神疾患やアレルギー性のものも含まれます。
例)⇒都民共済の健康告知内容、⇒オリックス生命の新CUREの告知書
また、慢性疾患に該当しない場合でも、ケガや病気の療養中、または、手術等後一年以内を経過していない場合にも入ることができません。
ただ、病気があるからこそ、子供の医療保険を考えたいところです。
持病があっても医療保険を考える場合には、次の2つの方法があります。
一般の医療保険に部位不担保で入る
持病がある場合に、まず考えたいが一般の医療保険に「部位不担保」で入ることです。
部位不担保とは、持病については保障せずに、一般の医療保険に加入するというケースです。
例えば、小児喘息の場合、小児喘息の治療等は補償しないが、骨折や盲腸等で手術をした場合には、保険金が支払われるというものです。
親の気持ちとしては、持病の部分こそお金がかかる部分ですが、そこを補償すると保険会社も苦しいので、それ以外の部分を補償しますという感じです。
持病であっても、子供のうちに治るケースもあります。治療費用との兼ね合いもありますが、長期の入院が必要な場合を考えると、一般の医療保険を第一に考えたいところです。
持病があっても入りやすい限定告知型の医療保険を選ぶ
持病の部分の保障もほしいと考える方は、「持病があっても入りやすい限定告知型・引受基準緩和型の医療保険」です。
限定告知型・引受基準緩和型とは、3~4つ程度の告知事項に該当しなければ、医療保険に加入できるというもので、告知事項の条件を緩和したものです。
アフラックのちゃんと応える医療保険やさしいEVERの場合の告知事項は下記になります。
・現在 入院中ですか?または、過去1年以内に 入院・手術・先進医療・検査をすすめられたことがありますか?
・過去2年以内に 下記の病気で入院をしたことがありますか?
(糖尿病、脳卒中、心筋梗塞など)
・過去5年以内に 下記の病気や異常で医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがありますか?
(糖尿病、がん、心臓病など)
⇒詳しくはアフラックのちゃんと応える医療保険やさしいEVERをチェック
ただ、限定告知型の医療保険は、一般の医療保険と比べて保険料が高く、契約日から一年以内は、給付金額が半額(50%)となります。
一般の医療保険をまず検討した方がいいのは、保険料の高さと条件面が理由になります。
持病ありでも入れる「コープ共済たすけあいV1000コース・J1900コース」
限定告知型は保険料が高いと書きましたが、その中でも保険料が安く条件がいいのが、コープ共済たすけあいV1000コース・J1900コースです。
まず、告知事項が下記の2つです。
・現在、入院中ですか?
・現在、医師から、「今後1年以内の入院または手術」をすすめられていますか?
この2つに該当していなければ、過去に病気や手術をしていても、通院中、薬を服用していても、加入できます。
次に、コープ共済の保険なので、保険料(掛金)が安くV1000コースが月1000円、J1900コースが月1900円です。
民間の限定告知型の医療保険と比べるとかなりの安さです。
補償ですが、満65歳まで加入できるV1000コースは、病気・事故入院日額2000円、事故通院日額1000円、手術1~4万円ですが、0~19歳の子供が加入できるJ1900コースだと、病気・事故入院日額5000円、事故通院日額2000円、手術4~16万円と一般の共済に近い補償となります。
■コープ共済たすけあいの保障
V1000コース | J1900コース |
病気入院/事故入院 | |
日額2000円 | 日額5000円 |
事故通院 | |
日額1000円 | 日額2000円 |
手術 | |
1・2・4万円 | 4・8・16万円 |
長期入院 (270日以上連続) |
|
12万円 | 30万円 |
事故後遺障害 | |
2~50万円 | 14~350万円 |
一般の限定告知型の医療保険に入るのであれば、コープ共済のたすけあいがおすすめです。